花粉症対策!! 花粉の時期、なってしまった時の対処法、予防法などまとめてみた!!
辛い辛い花粉症状。
実は僕も花粉症に悩まされていました。症状がひどくなるといろんな事がはかどらなくなったりティッシュがないと不安になったり。
そこで花粉症対策や花粉症の症状を抑えることぐらいはできないのか!!
という思いで沢山のサイトを参考に予防法、対処法、薬や気をつけるべきところをまとめてみた。
目次
- そもそも花粉って?!
- なぜ現代になって花粉症状が起こるようになったのか。
- 花粉症を引き起こす主な植物
- 花粉の時期について
- 実際に症状が現れるまで
- 花粉症の主な症状
- 花粉症になりやすい人となりにくい人
- 病院での検査方法
- 花粉症の対策と予防法
- 花粉に良い食べ物
- 花粉に良い飲み物
- 悪化させてしまう可能性がある食べ物
- 市販薬の評価
- 花粉用メガネ
- まとめ
そもそも花粉症って?!
実は調べてみると花粉症の歴史というのはものすごく浅いものである。
昭和36年頃(50年ほど前)に日本で初の花粉症患者が発見される。この時の患者はスギやヒノキ花粉ではなくブタクサというキク科の植物から患ったそうだ。
さらにその2年後に初めてスギ花粉症患者が発見される。それ以降日本でも花粉症患者は5人に1人といわれるぐらい増え続けていると言われている。
このように50年以上前ではこの花粉症というものはなかったことになる。
なぜ現代になって花粉症状が起こるようになったのか。
花粉症の症状である、鼻水やくしゃみ、鼻づまりなどは
もともとは体内に入ってきた異物(細菌やウィルス、寄生虫など)を体内に侵入させまいとして起こる症状であるようだ。
人類は古代から感染症と戦ってきて、細菌やウィルスなどから守るという力を常に持ってきていたわけだが、それがいつ間にか
現代では細菌やウィルス、寄生虫などが衛生環境がよくなったおかげで急速に少なくなった。にもかかわらず、
現代の食生活では食事などから栄養の改善、免疫力がどんどん増していく。
そうなると以前までは危害を加える事のなかった花粉やダニなどにも反応し始めて、体内に侵入させまいと現在の花粉症状になったわけだ。いわゆる過剰防衛反応。
(3443通信より)
花粉症を引き起こす主な植物
大きく分けて木本花粉と草本花粉があり、一般的には木本花粉であるスギ花粉が有名。
それもそのはず花粉症患者の7割から8割がスギ花粉となり一番多くなっている。
木本花粉(科) | 名称 |
ヒノキ科 | ヒノキ |
スギ科 | スギ |
カバノキ科 | シラカバ(シラカンバ)・ハンノキ・オオハシバミ |
ブナ科 | ブナ・コナラ・クヌギ・クリ |
ニレ科 | ケヤキ・アキニレ・オヒョウ・エノキ・ムクノキ |
草本花粉 | 名称 |
イネ科 | カモガヤオ・ススキノテッポウ |
キク科 | ブタクサ・ヨモギ・セイタカアワダチソウ |
クワ科 | カナムグラ |
花粉の時期について
一般的に2月末あたりから人々を苦しめるといわれる花粉。
スギ花粉は1月後半から2月上旬に本格的に飛び始め、3月中旬にピークを迎え5月初旬におさまるのに対し、
ヒノキ花粉はそれより3~4週間遅れ、4月の上旬にピークを迎える 。
以下の図で自分が何花粉なのかということがある程度わかるかもしれない。
リアルタイムで現在地で花粉飛散数を調べてくれるサイトも紹介しておく。
気象協会(http://n-tenki.jp/sp/kafun/)
実際に症状が現れるまで
- 花粉(異物)が人の鼻や目の粘膜に付着する。
- 粘膜にあるリンパ球が花粉を異物として認識すると、IgE抗体がつくられる。(IgE抗体はすべての人に同じように作られるわけではなく、作られやすい体質が生まれつき決まっている。)
- 次に、再び花粉が粘膜に付着するとそこには抗体が待ち構えていることになる。
花粉を認識した抗体は、肥満細胞といわれる細胞を刺激し、ヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質を放出させ、抗原である花粉を追い出そうとする。
IgE抗体は、原因となる花粉との接触を何度か繰り返すうちに体内に蓄積されてゆく。この蓄積が一定の水準に達したとき、発病する条件が整った状態になる。この状態で再度花粉に接触すると抗原(花粉)とIgE抗体が結びついて花粉症の症状が現れるのだ。 - 結果、ヒスタミンは鼻粘膜の神経を刺激してくしゃみを起こさせ、鼻水で花粉を洗い流そうとする。
(Myclinic・Healthクリニックより)
花粉症の主な症状
花粉症には”花粉症の4大症状“といわれているものがある。
その4つは(くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ)となっている。
耳鼻科領域においては、目の痒みを除外した、3大症状と呼ぶこともあるそうだ。
目
- 痒くてたまらない
- 涙が止まらない
- 充血している
鼻
- くしゃみが連発
- 鼻水が止まらない
- 夜も眠れないほどの鼻づまり
熱・頭
- インフルエンザの様な光熱はでない。あったとしても微熱で、頭痛があったとしても関節痛はインフルエンザほどではない
- くしゃみや鼻水、席が出ても風邪の時のような喉の痛みは少ない
-
頭がぼーっとし、思考力の低下
-
頭痛がする
モーニングアタック
朝起きてから昼までの間に症状が出るという人が圧倒的に多いというデータがある。
その原因として
- 活動の少ない夜間は空気が落ち着くので、舞っていた花粉が落下する。すなわち、
床に近いほど花粉濃度が高まる。それを吸うから - 起きるときに布団をはねあげたりするため、
布団の上や床にたまっていた花粉を舞い上げる、それを吸い込むから - 起床時は自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れ、鼻の刺激過敏性があがるから
- 朝は鼻粘膜に好塩基球が多くなっているから
と考えられて、このようなことをモーニングアタックと呼ぶ。
花粉症になりやすい人となりにくい人
花粉を体の外に追い出そうとする体の反応が、くしゃみや、鼻水、鼻づまりという症状として現れるが、
花粉症になる人と、ならない人がいるのは、体内に侵入してきた異物に対して生まれつき抗体ができやすいかどうかという遺伝的な違いと考えられているようだ。
以下の項目が花粉症になりやすいという傾向がある
遺伝
残念ながら、アレルギー性の病気は 遺伝に大きく影響される。つまり、花粉症にも遺伝の影響があるわけだ。
- 両親にスギ花粉症がある場合は子供がかかる可能性は55~60%
- 片親だけが花粉症の場合は子供は30~50%
- 両親ともに花粉症でない場合は、10~30%
の子供がかかるというデータがある。
都市的な生活をしている人
アスファルトや交通の量、コンクリートの建物が多く、気密性の高いマンションなどに住んでいたり、ビルで働いている人。
特に 車の排気ガスによる大気汚染 は花粉症の増加につながる原因といわれている。
大気汚染は花粉症と繋がりやすいという実データもあるようだ。
アレルギー体質の傾向が強い人
アトピーや食物アレルギー、喘息などのいわゆる
アレルギー体質の傾向が強い人 が、かかることが多いと言われている。
特に、ダニの死骸などの ハウスダストにアレルギーがある子供の70~80%は、花粉症もある という。
逆に、アレルギーのない子供の花粉症はなんと30%以下。
つまりアレルギー体質と花粉症には明らかな関係がある。
生活が乱れている人
インスタント食品やコンビニ食品、ファーストフード、スナック菓子を多く食べている人は注意が必要だ。
こうしたものには添加物が多く、添加物はアレルギーへの影響が大きいと言われている。
また、肉などのたんぱく質のとり過ぎもアレルギー体質になりやすい。
病院での検査方法
鼻鏡検査、鼻汁好酸球検査(鼻水の中の好酸球が増加しているかどうか)、
血液検査(花粉に対するIgE抗体の有無や量、好酸球の増加を調べる)、皮膚テストなど。
血液検査で何の花粉、何のアレルギーかまで調べることができる。
(Healthクリニックより)
花粉症の対策と予防法
室内に入る花粉を防ぐ
花粉が付着しやすい素材の衣服着用は避ける。また、家に入る前には、衣類や髪に付着した花粉をはたき落とす。
室内の花粉を減らす
室内には花粉が散らばっていると考えてエアコンやヒーターなど、空気が巡回するとさらに風に乗って眼や鼻に進入する可能性がある為部屋を清潔に保つこと。(床や窓の拭き掃除など)
換気は必要ではあるが部屋が綺麗でない場合は返って逆効果。
室内での飛散を防ぐ
スギ花粉は湿気を含むと重くなって落下します。そのため加湿器を利用して室内の
湿度を上げれば空中での浮遊を防ぐことができる。
体に入る花粉を防ぐ
外出時にはマスクや眼鏡、帽子を着用することで体に入る花粉を効果的に防ぐことができる。
目に入る花粉量を、普通の眼鏡では3分の1くらいまで減少でき、
花粉症用の眼鏡は4分の1以上で減少できるといわれている。
また、マスクは最も効果的な花粉症防護グッズです。普通のマスクでも水で湿らせたガーゼを中にはさむことによって90%以上の花粉をシャットアウトできます。
つるつるした素材の服装
ポリエステルなどの表面がツルツルとした素材を着用する。
花粉が付きにくい上に、はらった時に花粉を落としやすい効果があります。
ポリフェノールや乳酸菌をよく取る
ポリフェノールはヒスタミンやロイコトリエンの発生を抑える効果があると言われている。
乳酸菌はIgEを作るために必要なヘルパーTリンパ球2型という白血球を抑えることで、アレルギーに効果があると報告されている。
花粉に良い食べ物
アレルギーや花粉症の症状を抑えてくれたり、免疫力を向上させてくれる食べ物で
比較的効果があると言われているものをご紹介。
乳酸菌
乳酸菌が免疫機能の改善
ヨーグルト
ヨーグルトに関しては逆に乳製品だから危険だという意見もあるので要注意。
ポリフェノール
ヒスタミンの生成を抑える効果
レンコン、たまねぎ、大豆製品、そば、バラの花エキス
特にレンコンはかなりの効果があると言われている。
αリノレン酸
免疫を調節する機能がある
シソ。メイン食材ではないが栄養素が極めて高い。名前の由来も「紫色で生命を蘇らせる(紫蘇)」からきている。
シソの実から抽出される油にはα-リノレン酸という脂肪酸が含まれており、免疫を調節する機能があることで有名
EPA/DHA
過剰にとったリノール酸系の油とのバランスを整え、免疫のはたらきを正常に戻す。また鼻のツライ症状をひきおこすロイコトリエンの産生を抑制する。
青魚
(Healthクリニックより)
花粉に良い飲み物
食べ物以外でも飲み物でも効果があると言われているものが以下の物。
甜茶(てんちゃ)
甜茶には4種類あり、その中でもバラ科の甜茶が良い。含まれるポリフェノールの抗アレルギー作用と炎症をおこす酵素やシンクロオキシゲナーゼの活性を抑える働きがある。
発症後に甜茶を飲んでも症状が治まるのは、6.7%なのに対し、
花粉が飛ぶ2週間以上前から飲むと、53.3%症状が抑えられる・予防できるという結果が実証されているというデータがある(02年あるある大事典より)。
もちろん、症状がすでに出てしまった方でも効果はあるので飲み続けることが大切です。
(verygoodtea.comより)
べにふうき緑茶
”べにふうき緑茶”に含まれている成分のメチル化カテキンには、ヒスタミンの元である「lge抗体」を抑制する作用があります。
メチル化カテキンは、”べにふうき”にしか含まれていません。
さらに緑茶ということでポリフェノールも含まれている。
(健康infoより)
ハーブティー
アイブライト・・・目の疲れや充血、鼻や喉の粘膜を落ち着かせる
エキナセア・・・免疫を活性化してくれるハーブ
ルイボス・・・アレルギー症状を緩和
ネトル・・・体の中の老廃物の排泄を促進することで、血液を浄化し、花粉症を緩和
レッドクローバー・・・抗菌抗炎症作用があり、呼吸器の感染症に効果あり。
シナモン・・・粘膜の排出を助けてくれる効果がある
ペパーミントティー・・・ミントポリフェノールが含まれている。
悪化させてしまう可能性がある食べ物
糖分の多い食べ物・・・多く撮ると炎症を起こしやすくなる
辛い食べ物・・・香辛料をたっぷり使った激辛食品やアルコールなどの刺激物は、鼻の粘膜の毛細血管を広げてうっ血や充血を引き起こしやすくする。
高タンパク質食品・・・肉、卵、魚卵などの高たんぱく質食品を食べ過ぎると消化酵素の分泌が追いつかず、十分アミノ酸に分解できずに腸で吸収されてしまうことがある。
ハム・ソーセージ・・・亜硝酸塩など過敏性を高める刺激物質
インスタント食品・ファーストフード・・・加工油脂が含むトランス脂肪酸は免疫系に悪影響
アルコール類・・・アルコールの代謝で生まれるアセトアルデヒドが末梢神経を刺激してくしゃみ・鼻水・鼻づまりを悪化させる
キウイ・バナナ・パイナップル・・・セロトニンが多く含まれ、このヒスタミンとセロトニンは鼻炎症状を引き起こす物質である
(毎日雑学.com・日刊アメーバんニュースより)
市販薬の評価
市販で売っている薬の情報をまとめてみた。
副作用で眠くなったりその他症状が出る場合はすぐにやめたほうが良いだろう。
1~5で評価(5が一番良い)
名称 | 薬の強さ | 眠くなりにくさ | コスト(1日あたり) |
ストナリニ Z |
4 |
3 | 3 |
4 | 2 | 2 | |
アレグラFX | 3 | 4 | 3 |
アレジオン10 | 4 | 3 | 3 |
アネトン アルメディ鼻炎錠 | 4 | 3 | 3 |
アレギサール鼻炎 | 3 | 5 | 4 |
ストナリニS | 4 | 2 | 5 |
ホノビエン錠 deux | 2 | 4 | 3 |
アルガード 鼻炎内服薬Z | 3 | 3 | 2 |
花粉用メガネ
今の時代は高性能のメガネばかりだ。以下に紹介するZoffとJinsはライバルとして知られていて
PCメガネでも有名になった高性能メガネを取り扱っている2社だ。
Zoff
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まとめ
今までたいして気にしていなかったがとうとう自分にもやってきたいや~な花粉症。
実際にやってみたこととしてハーブティーや緑茶や拭き掃除、いくつかやった中でなんだかんだで最強!!と思ったのはマスクと鼻炎薬。
想像以上に効果があって驚いた。
マスクなんてさほど効果ないだろうなんて思ってた自分がバカだった。
今はレンコンが良く効くというTweetや記事を良く見る。実際に試してないのでチャンスがあればレンコン食べてみようと思う。(あんまり好きじゃないけど・・・。)
完全に治るのは簡単ではないと言われているが少しづつ改善していけるよう心がけよう。