脱獄アプリのiCaughtU ProとIfFoundがiPhone 6を盗んだ犯人の逮捕に役立った事例

脱獄アプリのiCaughtU ProとIfFoundがiPhone 6を盗んだ犯人の逮捕に役立った事例

AppleはiPhoneの脱獄をしないように勧告しているが、ここで紹介する記事は脱獄していたからこそ泥棒を捕まえることができたという事例が起こったので紹介する。

 

iCaughtU ProとIfFound

実際に役立った脱獄アプリの内のはiCaughtU Proというもので、どういった機能かというと、

iPhoneの場所を検知したり、iPhoneのロックを解除するためのパスコードを入力時に失敗すると自動的にカメラのシャッターが押され、さらにその写真が事前に登録していたメールアドレス宛に写真とともに位置情報まで送信してくれるという非常にセキュリティに優れたシステムである。

iCaughtU Pro (iOS 8) : セキュリティ系Tweakの代表格がiOS 8に対応 [脱獄アプリ]

 

そしてもう一つ役立ったIfFoundはロック画面上にメッセージを予め残しておくことが出来るものである。予め残しておくことで、もしiPhoneを拾ったらどこに連絡して欲しいのかなどを拾った人に知らせることが出来るというもの。

当サイトでも記事にしているので以下のページから確認できる。

IfFound なくした携帯を拾ってくれた人へのメッセージを設定できるTweak!!

 

事件が起こったのは海外のRedditユーザーであるG1ngerBear氏の話からである。盗まれたのはG1ngerBear氏の奥さんのiPhone 6だという。

 

以下Redditに書き込まれていた内容。

今日、私と妻は、南エドモントンで開催されるチャリティーイベントに出席しました。チャリティーイベントは教会で開かれました。開始前に教会のコートの部屋で自分たちのジャケットを掛けました。

 

チャリティーが終わり、ジャケットのポケットを見ると入れておいたはずの妻のiPhoneがなくなっている言うのです。私はすぐにiCaughtU Proを使用して彼女の携帯がどこにあるのかを調べた。すると現在地よりも北に10分ほど進んだところに移動していたことを確認しました。

 

これはもしかしたら単なる間違いかと思い、急いで至るところでチェックしましたがやはり少し北側で反応し、今度はさらに北へと進んでいっていることがわかりました。

 

そして私のiPhoneに彼女の携帯からメールが届きました。車の中でたばこ吸っている女性、すなわち犯人の顔写真とともに。

 

iCaughtU Proが役立ったのである。以下は実際に送られてきた写真だそうだ。

画像1

画像2

そして彼がその後、泥棒を捕まえるためにした方法が以下である。

 

その後私はすぐに警察署へと向かい、そこに停めてあったパトカーの中にいた警察官を発見しました。すぐにその警察官に起こった出来事を説明し、そして脱獄アプリであるiCaughtU Proを使用して受信した写真およびファイルを見せました。

 

iCaughtU Proから受信した場所はバス停から数区画先のところでした。私達は警察の方と近くまで行き車を停めると、犯人である彼女が両手を上げて突然こちら向かって来て、「盗んでないわ!誓えるわ!」と言い出したのです。

 

その出来事は通りで起こったことであり、場所が少しずれていました。しかし私達は携帯を返してもらうように警察に言ったが、反応したのは数区画先のことであり、場所が違うことをやはり指摘してきました。

 

困った事に場所が違うためにもっと詳しく調べないと信用してもらえない様子である。しかしさらにこのiPhoneが妻ものであるということを決定づける方法があったのだ。

 

私は犯人に対し、

「その携帯電話には特別に、もしその携帯電話を拾った場合には返還を求めるメッセージを表示するようにプログラムされています。そしてそこにあるボタンを押すと夫の携帯電話につながるようになっています。

今私の携帯電話には不在着信がありませんので押してみてください。私はあなたが妻の携帯電話を持っていることを知っています。あなたがロック解除に2回失敗したときに顔写真が私の携帯に送られてきているのですから。」

 

このような流れですぐに犯人を逮捕することができました。

iCaughtU Proと同じセキュリティ系獄アプリでもあるIfFoundを入れていたことにより、本人のものだということが説明できたのである。

このIfFoundを入れている状態でロック画面上にある連絡ボタンを押すと夫の携帯電話につながるように設定しているからである。

 

現在のiPhoneでは同じような機能である”iPhoneを探す”というものがある。しかしよく考えてみて欲しい。この機能というのはパスコードが解除されてしまったり、場合によっては犯人が手動でiPhoneを探す機能をオフにすることだって出来る。

 

しかしiCaughtU Proであればそれをオフにする機能はなく、いつでもiPhoneの場所を検知することができる。さらにはパスコード失敗時に写真を撮ってくれるから驚きだ。

 

脱獄アプリのiCaughtU ProとIfFoundがiPhone 6を盗んだ犯人の逮捕に役立った事例

iCaughtU Proは現在iOS 8には完全に対応しておらず、Beta版であるという。しかし今回の事件でもこのBeta版を使われたのだろうと思うので問題ないかもしれない。iOS 8では以前に購入したことがある人のみが使用可能となっているようだ。

 

IfFoundはBigBossから。iCaughtU Proのベータ版を入手するには以下のリポジトリを登録しよう。

http://cydia.itaysoft.com

 

※現在iOS 8に対応したバージョンが正式にリリースされている。以下のリンクから。

iCaughtU Pro (iOS 8) : セキュリティ系Tweakの代表格がiOS 8に対応 [脱獄アプリ]

 

脱獄はセキュリティにおいて良くないという話をたまに耳にするが、この様な事件が起こった被害者は必ず「脱獄しててよかった」と思っているはずである。

 

本記事は脱獄アプリ(Cydia Tweak)を使用しているものであり、脱獄環境でないと使用することはできない。脱獄については以下のリンクから。

iPhoneの脱獄とは? JailBreakのメリットとデメリット(2014)

 


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